Turkic language family

命令形・使役
      Imperative



トルコ語の命令形は、丁寧さの度合いによって語尾を変えます。

もっともぞんざいな言い方では、動詞の語幹そのものを使います。

Bak bak
Bak bak
Look!

bakmak 「見る」の語幹がそのまま使われています。

Dur!
「止めろ!(動詞 durmak の語幹)」

Geç!
「渡れ!(動詞 geçmek の語幹) 」

Git!
「行け!(動詞 gitmek の語幹)」


依頼の意味を表すには、さらに、-(y)in4 をつけます。

Mutlaka gelin.
必ず来てください。

gelmek 「来る」の語幹 gel に、-in という語尾がついた形です。

母音で終わる語幹では、y という介入子音をはさみます。

i の部分は、母音調和します。

ごく丁寧な依頼を表すには、-(y)iniz4 をつけます。


トルコ語には、使役の意味を表す、命令形の3人称があります。

動詞の語幹に、-sin4 という語尾をつけて表します。

「~させる」という使役の意味のほかに、慣用的に「~あれ」という意味でも使います。

Afiyet olsun.
召し上がれ (食欲あれ)

対象が複数である場合には、-sin4ler という語尾をつけます。