Turkic language family
名詞の格
Cases
トルコ語は、格を後置詞で表現します。
対格
後置詞 -(y)i4 「~を」 は、対格を表します。括弧は、母音で終わる名詞に続く場合に、-yi となることを示します。
i4 の部分は、母音調和で、i ı u ü のどれかが使われることを示します。
固有名詞の後につく場合には、アポストロフがつきます。
Türkçe'yi öğreniyorum.
「トルコ語を学んでいます。」
Başbakan Erdoğan İsrail'i topa tuttu (Medya365.Com)
「エルドガン首相はイスラエルを非難」
İsrail, ablukayı hafifletiyor (Zaman)
「イスラエル (ガザへの)封鎖を緩和 (hafif はアラビア語で緩和の意)」
属格
後置詞 -(n)in4 「~の」 は、所有などを表す、属格を表します。
属格の名詞が先行する場合、非修飾語には i という語尾がつきます。
i4 の部分は、母音調和します。
Türkiye'nin başkenti
「トルコの首都」
与格
後置詞 -(y)e2 「~へ」 は、与格を示します。
e の部分は、母音調和によって、a または e となります。
Kediye süt verdim.
「猫に牛乳をやる」
「雨が降る」表現で与格が使われる場合があります。雨が降りこむニュアンスらしいです。
Oraya yağmur yağıyor.
「かの地では雨が降っている。」
奪格
後置詞 -den/-ten2 「~から」「~で」「~より」「~のうち」 は、方法などを示す奪格を表します。
子音調和によって、-den または -ten が使われます。
e の部分は、母音調和によって、a または e となります。
Bu işten çok yoruldum.
「この仕事で疲れ果てた。」
Belarus'tan Avrupa'ya giden transit hattan gaz çekme tehdidi (Zaman)
「ベラルーシから欧州へ向けたガスのパイプラインからガスを削減すると警告」