Sino-Tibetan language family

チベット暦
      Tibetan Calendar




チベット暦は、旧暦に似て太陰太陽暦です。

チベットの新年は、2月21日から始まります。

チベット暦元年は1027年であるので、2010年は984年となる計算になります。

十干十二支もあります。五行(木火土鉄水)と干支を組み合わせ、1027年元年を火兎とし、60年周期(ラプジュン)で各年を命名します。


チベット暦での日付は、ツェーという異なる単位を用います。

太陽と月の方向の一致する瞬間を、朔と呼びます。

一ヶ月を、朔を12で割った30ツェーに分けます。


33月目、67月目の朔望月のある年は、うるう年となります。

65年に24回ある計算となります(65*12=(67-2)*12)。

そのため、1恒星年と12朔望月の比は67:65となります。


一日は夜明けから始まり、夜明けに終わります。

一刻(テュツゥ、2時間)という時間を計る単位もあります。

一刻は5チュツゥ(約24分)に、1チュツゥは60チュサン(約24秒)、1チュサンは6ウク(4秒)に数えます。


チベットの正月は「ロサル ལོ་གསར་ (logsr)」といい、あけましておめでとう「タシデレ」という挨拶が用いられます。