命令法
スペイン語の命令法には、丁寧な形と、くだけた表現を表す形とあります。
丁寧な命令(usted / ustedes)
丁寧にものを頼むには、動詞の3人称単数・複数を用います。
-ar 動詞では、単数に呼びかける際に -e、複数に呼びかける際に -en をとります。
-er/-ir 動詞では、単数に呼びかける際に -a、複数に呼びかける際に -an をとります。
Gire a la izquierda.
「左へ曲がってください。girar「曲がる」」
Cruce la calle.
「道を渡ってください。cruzar 「横切る(e の前の z は c)」 」
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「フォローお願いします。seguir「続く」」
くだけた命令(tú / vosotros)
くだけた形での命令法には、単数・複数で異なる形を用います。
-ar 動詞では、単数に呼びかける際に -a、複数に呼びかける際に -ad をとります。
-er 動詞では、単数に呼びかける際に -e、複数に呼びかける際に -ed をとります。
-ir 動詞では、単数に呼びかける際に -e、複数に呼びかける際に -id をとります。
Gira a la derecha.
「右へ曲がれ。」
Cruza la plaza.
「広場を横切れ。」
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不規則動詞の命令形
命令形が不規則な動詞もあります。以下はくだけた命令(tú)の不規則動詞です。
decir di 「言え」
hacer haz 「やれ」
ir ve 「行け」
poner pon 「置け」
salir sal 「出ろ」
ser sé 「〜であれ」
tener ten 「持て」
venir ven 「来い」
valer vale 「価値がある」→「OK」などの口語表現にも使われる
saber sé 「知れ」※ ser と同形なので文脈注意
ver ve 「見ろ」※ ir と同形なので文脈注意
否定命令
否定命令は接続法現在(subjuntivo)を使います。
decir no digas 「言うな」
hacer no hagas 「やるな」
ir no vayas 「行くな」
poner no pongas 「置くな」
salir no salgas 「出るな」
ser no seas 「〜であるな」
tener no tengas 「持つな」
venir no vengas 「来るな」
valer no valgas 「価値がない」
saber no sepas 「知るな」
ver no veas 「見るな」