ロシア語

Russian

概要



ロシア語の使われている地域

ロシア語は、インド・ヨーロッパ語族のスラブ語派に属し、その中でも最も多くの話者を持つ言語です。

スラブ語派は10世紀ごろに西・南・東の三つの系統へと分化し、それぞれ独自の発展を遂げました。分化の時期が比較的遅かったことから、スラブ諸語は現在でも多くの語彙を共有しています。

ロシア語は、東スラブ語群に属し、ウクライナ語やベラルーシ語と同系統です。なかでも古代教会スラブ語の影響が強く、これはウクライナ語やベラルーシ語よりも顕著とされています。


バルト・スラブ語族

バルト・スラブ語群に含まれるロシア語は、独自の33文字からなるキリル文字で表記されます(例:закон zakón「法律」)。



ロシア語の文法には、主格・生格(属格)・対格・与格・造格・前置格という6つの格が存在し、名詞は性(男性・女性・中性)および数(単数・複数)によって形が変化します。