Unknown language family

概要
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ケチュア語の使用される地域

ケチュア語は古代インカ帝国の公用語で知られる南アメリカの言語です。現在でも推定1千万人の話者がさまざまな方言を使用しています。

スペイン語の重要性が強調されてきたため、ケチュア語の標準化がなされておらず、表記も統一されていない現状があります。教育分野でのケチュア語の使用や、研究、文学などケチュア語の使用を促進する動きが出ています。

ペルー(1975)、ボリビア(2009)では公用語、エクアドルでは州の言語の指定を受けています。ペルーでは人口の13.9%がケチュア語を使用しています。

アルパカやコンドル、パンパ、ピューマなどがケチュア語起源です。「ミタ制」はスペイン統治下でのペルーやボリビアでの強制労働システムですが、このミタもケチュア語です。mit'aなど表記します。

mit'a はケチュア語でシフト、季節などいう意味なのですが、この発音がちょっと変わっています。この t' は歯茎放出音なる発音で、ケチュア語は p'、t'、ch'、k'、q' の放出音を使います。

歯茎放出音(alveolar ejective plosive)を聞いてみてください。