概要
ポルトガル語は、インド・ヨーロッパ語族のイタリック語派に属する言語で、主に以下の地域で使用されています。
- ポルトガル
- ブラジル
- アンゴラ
- モザンビーク など

ポルトガル語は地域によって発音や語彙、文法が異なります。特に、ポルトガル本国とブラジルのポルトガル語にはいくつか顕著な違いがあります。
発音の違い
ポルトガル:Bom dia [bõ ˈdi.ɐ] /d/ は明瞭な [d] 発音になります(ボン・ディーア)。
ブラジル :Bom dia [bõ ˈʤi.ɐ] /d/ が軟口蓋化して [ʤ](ヂ)になります(ボン・ヂーア)。
語彙の違い
同じ意味でも異なる単語が使われます。
ポルトガル:comboio [kõˈboju] コンボイオ
ブラジル :trem [ˈtɾẽj]トレン
文法の違い
文法面でも人称の扱いや動詞の活用に差があります。
- ブラジル・ポルトガル語:活用は 4種類
- ポルトガル本国のポルトガル語:活用は 6種類



ポルトガル語は、日本との貿易や交流を通じて、古くから親しまれてきました。ポルトガル語由来の語彙をいくつか示します。
copo 「コップ」 pão 「パン」 capa 「カッパ」 vidro 「ビードロ」 confeito 「金平糖」