Indo-European language family
概要
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ペルシア語(Fārsi)は、印欧語族イラン系言語に属する言語です。ペルシア語やクルド語、ダリー語、バローチ語、ロル語、タジク語などイラン系言語は、イランおよびアフガニスタン、タジキスタンなど広い範囲で使用されています。
印欧語であるということは、語彙に英語などと語源を同じくする単語を多く含むということを意味します。動詞の活用、時制など文法についても、親しみやすい言語です。英語でいう、be 動詞1人称単数の語尾は -am となります。英語と近い表現となっています。
ただし、ペルシア語はSOV文型をとります。印欧語族であるヒンディー語や、日本語などと同じ文型です。「~です」という動詞の部分は最後にきます。
من ژاپنی هستم
man jāponi hastam.
私は日本人です。
その他文法的に日本語と異なる点として、ペルシア語は前置詞を持ちます。前置詞は、アラビア語と共通するものもいくつかあります。
形容詞は後置となります。
ペルシア語は、アラビア文字に、ペルシア語特有の発音を表す文字、پ (p),چ (ch),ژ (j),گ (gh) などを加えたペルシア語のアルファベットを用いて表記します。
母音記号はファトハ、カスラ、ダンマの3種類あり、短母音では、ア、エ、オと発音します。長母音では、子音字にアレフ、イェ、ヴァーヴをつけ、それぞれアー、イー、ウーと発音します。
イランには、ペルシア帝国時代からの長い歴史を誇る文化遺産があります。