Indo-European language family

概要
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ベネルクスの言語・方言分布地図

リンブルフ語は、マーストリヒト周辺のオランダの南部とベルギー南部、およびドイツにまたがる地方で使われている言語です。

歴史的には、ウィーン体制でオランダ王国に組み込まれていたリンブルフ地方がベルギーの独立で分割されたという形となっています。

オランダ語とドイツ語に近く、語彙の面でオランダ語に近く、人称代名詞はドイツ語に近い特徴を持ちます。

リンブルフ語は声調を持つ言語です。母音を引き伸ばしたり、高低を変化させることで、単語の単数・複数などの文法的要素を表すことができます。

言語を統一する機構が設立されておらず、表記法も統一されていないことから、書き言葉としてさほど普及していないという現実があります。


声調について



リンブルフ語は、sleeptoon (引き伸ばす音の意)と stoottoon (衝突する音の意)という声調を持ちます。

「足」という単語は、オランダ語で been、リンブルフ語(Heerlen 地方)で bein と表記します。リンブルフ語ではさらに、sleeptoon/stoottoon の声調の差で単複を区別します。
長く伸ばし、最後を上げる sleeptoon で単数、短く下げる stoottoon で複数を表します。

発音を録音させていただいたので、ぜひ視聴してみてください。

bein (sleeptoon, a leg)
bein (stoottoon, legs)

マーストリヒト方言では、より単語を長く伸ばす特徴があるとのことです。