2009年
大統領選挙
Presidential Election 2009
2009年6月12日、イランでは大統領選挙が行われた。アフマディネジャド大統領と改革派のムサビ元首相の接戦が予想されていたところが、決選投票を待つことなく、公式発表でアフマディネジャド大統領の圧倒的勝利となった。結果に納得できないとして、その後連日デモが行われ、デモに対する弾圧によって少なくとも7人以上が死亡している。ムサビ氏のシンボルカラーの緑を身につけたデモには、数十万人が参加し、選挙における不正を訴えている。デモ弾圧に伴い、国内外のメディアに弾圧が加えられ、記者を拘束、国外退去、ビザの更新を拒否するなど、内部の情報は確認するのが困難となっている。イランの最高指導者、ハメネイ師は金曜礼拝で選挙結果を認め、デモをけん制すると宣言した。
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