概要
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ヘブライ語は主にイスラエルなどで使用される言語で、アフロアジア言語に属し、アラビア語と多く語源を同じくする語彙を持ちます。

挨拶の「シャローム」は「サラーム」というアラビア語と語源を同じくします。

שָׁלוֹם
シャローム
「こんにちは」

ヘブライ語は独自のヘブライ文字を使用し、アラビア文字と同様に通常は母音記号（ニクダー）を省いて表記します。

アラビア文字のように語中で形を変えることはありませんが、カフ (k, -ך)、ミム (m, -ם)、ヌン (n, -ן)、ペー (p, -ף)、ツァディ (ṣ, -ץ)　の５文字だけは語末で異なる形（ソフィート סוֹפִית sofit）をとります。

輸入食品などのラベルにある kosher というのは、ヘブライ語のカーシェール כָּשֵׁר で、食品に関するユダヤ教の戒律「カシュルート כַּשְׁרוּת kashrut」で定められた穢れのない食べ物ということを意味します。