South Caucasian language family

概要
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グルジア語の使われている地域

グルジア語はジョージア(グルジア)などで使用される言語です。

ひとところ国名変更(グルジア → ジョージア)でメディアを騒がせたグルジアですが、グルジア語ではジョージアでもグルジアでもなく საქართველო(sakartvelo グルジア国)です。kartveli (グルジア人)に sa~o をつけたものです。

グルジア語は独特のグルジア文字で表記します。グルジア文字は、アルメニア文字との類似が指摘されており、ギリシア文字あるいはパフラヴィー文字から発展したものと考えられています(ルイ・ジャン・カルヴェ「文字の世界史」)。数あるグルジア語のアルファベット表記のなかで、現在使われているものは、ムヘドルリ(Mxedruli, Mkhedruli 軍隊の、世俗の)です。

სალომე ზურაბიშვილი
「 Salome Zurabishvili サロメ・ズラビシヴィリ(ジョージア大統領)」


とっつきにくいグルジア文字ですが、なかでも放出音(ejective)が酷似しています。 პარასკევი (p'arask'evi, 金曜日)などいう単語の綴りは კპვ などすべて異なる文字が使われています。კがkの放出音、პがpの放出音、ვはvを表します。ローマ字化標準も方式で異なるので注意が必要です。

グルジア語は文法も特殊です。მე იაპონელი ვარ.(me iaponeli var, 日本人です)のように、SOVの文型をとることができます。

グルジア語の語変化で、母音を省略して短縮する(syncope)という形があります。megobari(友人) < megobrebi(友人、複数)