Uralic language family

分格の作り方
      Partitive: Nouns



フィンランド語の分格のつくりかたですが、複雑です。

母音で終わる名詞の場合、-a/-ä をつけます。kirja(本)であれば kirjaa です。

Luen kirjaa.
「本を読んでいます。」


ただし、-i で終わる伝統的な名詞の場合、-ea/-eä で置き換えます。suomi(フィンランド)であれば suomea です。

Osaan suomea.
「フィンランド語できます。」


-si で終わる伝統的な名詞の場合、-tta/-ttä で置き換えます。vesi(水)であれば vettä です。

Saisinko lasin vettä?
「水を一杯ください。」


-li, -ni, -ri で終わる伝統的な名詞の場合、子音 + -ta/-tä で置き換えます。nuori(若い)であれば nuorta です。

-nen で終わる伝統的な名詞の場合、-sta/-stä で置き換えます。suomalainen(フィンランド人)であれば suomalaistaです。

-e で終わる名詞の場合、-tta/-ttä をつけます。perhe(家族)であれば perhetta です。

重なる母音で終わる名詞、子音で終わる名詞の場合、-ta/-tä をつけます。huomen(朝)であれば huomenta、sovellus(アプリ)なら sovellusta です。

Hyvää huomenta.
「おはよう。」

Minä en halua tuota sovellusta.
「あのアプリはほしくない。」


やっかいなのはこれらの規則がまったく意味をなさない変化形です。uusi「新しい」は uutta ですが、lumi「雪」は lunta です。

Maassa on uutta lunta.
「新しい雪が積もっている。」