Uralic language family

名詞の属格 (-n)
      Genitive: Nouns



フィンランド語の名詞の属格形は複雑です。

-n で終わるのが属格形ですが、かなり不規則な変化をします。

まず、主格をそのまま使うのではなく、子音階程交替を経るため語幹が異なる場合が多々あります。

子音階程交替を経る場合、強階程であれば弱階程を、弱階程であれば強階程を用います。


母音で終わる単語の場合はいくらかの規則性があります。

-e で終わる場合、語尾は -een です。

-i で終わる場合、-en を用いる場合があります。新しい単語はそのまま -in です。

-si で終わる場合の語尾は -den です。

その他母音で終わる場合は、-n をつけます。


子音で終わる場合は複雑です。

-nen で終わる場合、-sen を用います。

-in で終わる場合、-imen を用います。

-on で終わる場合、-oman を用います。

-is で終わる場合、-iin を用います。

-is で終わる場合、-iksen を用いる場合があります。

-as/-äs で終わる場合、-aan を用います。

-nen で終わる場合、-sen を用います。

-os/-ö, -us/-ys で終わる場合、-母音+ksen を用います。

-uus/-yys で終わる場合、-母音群+den を用います。

-es で終わる場合、-eksen を用います。

-el, -en, -er, -ar で終わる場合、-en をつけます。

-tar/-tär で終わる場合、-en をつけます。