Uralic language family

場所格
      Locative



フィンランド語の場所格と呼ばれる格変化があります。

ある場所へ入る (in 目標格)、存在する (into 位置格)、出る (from 起点格) 動作を表す格はそれぞれ入格 (illative)、内格 (inessive)、出格 (elative) で表されます。これらはまとめて内部格と呼ばれます。

ある場所へ行く(on 目標格)、存在する (onto 位置格)、出る (from 起点格) 動作を表す格はそれぞれ向格 (allative)、接格/所格 (adessive)、離格 (ablative) で表されます。これらはまとめて外部格と呼ばれます。

入格の作り方は特殊ですが、他の格は接尾辞をつける形で活用します。

目標格位置格起点格
内部格入格 -(h)Vn内格 -ssa/-ssä出格 -sta/-stä
外部格向格 -lle接格 -lla/-llä離格 -lta/-ltä


Se on meren vieressä.
「海辺のそばです。」