Afroasiatic language family
形容詞
Adjectives
アラビア語の形容詞は、修飾される語に後置されます。
形容詞は、修飾する語の性・数・格によって、語尾が変化します。
بيت كبير
baitun kabīrun
「大きな家」
ただし、名詞の複数形は女性単数と扱われるため、形容詞は女性形が使われます。
بيوت كبيرة
buyūtun kabīratun
大きな家々
比較級・最上級
アラビア語の形容詞は、動詞と同じように3語根を持ち、比較級に活用させるときには、a-ø-a-u の形をとります。
kabīr (大きい)という形容詞の比較級、最上級は、akbaru となります。
アクバル、といえば、「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」という言葉を耳にしたことがないでしょうか?
この言葉は、イスラム教徒の好んで口にする、神への絶対的な信仰心の表明です。
اللهُ أكْبَرُ
allahu akbaru
神は偉大なり
ミサイルの発射実験で、時の為政者が口にすることもあります。
イランの公用語はペルシア語ですが、イラン革命の際には、人々が「アッラーフ・アクバル」と唱和してデモを行ったといいます。
2009年の不正選挙で抗議運動に参加しているイラン国民は、同じく「アッラーフ・アクバル」と謳いながらデモを行っています。
最上級を名詞にかける場合には、名詞が属格となります。
أكْبَرُ رَجُلٍ
最も偉い人