規則動詞の未完了形
アルバニア語の未完了形(kohë e pakryer)は、過去における継続的・習慣的な動作を表す時制です。
過去の継続的な動作
Po lexoja një libër kur ra zilja. → ベルが鳴ったとき、私は本を読んでいるところだった。
習慣的な行動
Shkonim në mal çdo fundjavë. → 毎週末、私たちは山へ行っていた。
背景描写
Era frynte fort dhe pemët lëkundeshin. → 強い風が吹き、木々が揺れていた。
未完了形の活用
-j で終わる規則動詞
-j で終わる動詞(例:lexoj「読む」)は、未完了形で以下のように活用します。
未完了形:lexoj「読む」 の活用
単数 | 複数 | |
---|---|---|
1 人称 | unë lexoja | ne lexonim |
2 人称 | ti lexoje | ju lexonit |
3 人称 | ai (m ) lexonte ajo (f ) | ata (m ) lexonin ato (f ) |
子音で終わる動詞
語幹が子音で終わる動詞(例:hap「開く」)も未完了形では同様の語尾を取りますが、3人称単数で語尾が -te となります。
未完了形:jam「開く」 の活用
単数 | 複数 | |
---|---|---|
1 人称 | unë hapja | ne hapnim |
2 人称 | ti hapje | ju hapnit |
3 人称 | ai (m ) hapte ajo (f ) | ata (m ) hapnin ato (f ) |
語幹の変わる動詞も多いので確認が必要です。
過去進行形
アルバニア語の過去進行形は、現在進行形と同様に po を用いて表します。
ただし、現在進行形とは異なり、過去進行形では動詞の現在形ではなく、未完了形が使われます。
Po lexoja një libër. → 私は本を読んでいるところだった。